半導体製造装置に用いるステンレス材の加工を手がける「シンコー」様

富山県富山市に本社を置く株式会社シンコー様は、精密板金加工、製缶加工、機械加工、組立まで一貫して手がける複合加工が強みの企業です。近年は、半導体製造装置や食品検査機器、医療機器、建設機械、電池分野などの特殊金属加工で多くの実績を誇り、イワシタのIMTシリーズ5台をはじめ計7台の加工機が稼働しています。導入の経緯やその効果について、専務取締役の大石英明さんと製造企画課長の上田裕介さんにお話を伺いました。


右から専務取締役大石さん、製造企画課長上田さん

イワシタとの出会いと、御社の業務の特徴を教えてください。

20年程前、当社の子会社的な工場が福井にあり、そこでイワシタさんのお仕事をしていたのがおつきあいの始まりです。

15年程前にその会社を引き上げる頃、世の中がブラウン管から液晶へ、携帯電話からスマートフォンへ移り変わる大きな流れがありました。当社の仕事もお客さまから求められるものが変化し、精密板金だけでなく製缶加工や機械加工の分野にも入っていくことなりました。さらに、単品の部品加工だけでは仕事量が確保できないということで、組立部門を設けて総合的に受注するようになり、それが当社の強みとなっています。

イワシタ製品を導入された経緯を教えてください。

機械加工を始めた頃は、五面加工機でやっていました。でも、小回りのきくNC加工機も必要だということで、オーダーメイドである程度こちらの要望を聞いてもらえるイワシタさんに相談したところ、話しがバタバタとまとまりIMTシリーズを導入することになりました。IMTシリーズは15年程前に3台まとめて導入し、10年前に2台追加して、現在5台が稼働しています。

 

どういったところにイワシタ製品の良さを感じていますか。

通常の工作機械メーカーは「これを買ってください」というやり方で、こちらの都合が悪くても、その機械にあわせないといけません。でも、工場のスペースなどは限られていて、なかなかそんな都合の良い場所は空いていないんですね。イワシタさんの場合、逆に「このスペースにこういう風に置いて、こういう風に加工したい」と伝えれば、こちらの要望を取り入れてもらえます。しかも、短期間で納品してもらえるのが一番心強いところですね。汎用性が効くところも、私たちが求めているものとうまくマッチしています。

ユーザーとして、イワシタ製品への意見と期待することをお願いします。

大手工作機械メーカーさんとの違いとして、やはりオーダーメイドというところに期待します。特に、今のものづくりは同じものを大量につくるのではなく一品一葉が当たり前の時代になっているので、懐の深さじゃないですけど、ある程度の範囲のものを受けて対応できる汎用性は、加工業者として一番期待したいところです。

価格も安ければ安い方がいいんですが、他よりも速く加工できるなど先行投資として回収できるものがあれば幾らかかってもいいんです。逆に言うと、そういう機械を「どうですか」ってご提案してもらえると助かりますね。

 

株式会社シンコー

住所:〒930-1301 
富山県富山市馬瀬口17番地

電話:076-483-3324(代表)

 

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