建材から非建材まで幅広いアルミ材のNC加工を手掛ける「高畠」様

インタビュー高畠様

富山県高岡市に本社を置く株式会社高畠様は、住宅用・ビル用の建材から、車両・航空機部材など非建材まで、アルミ製品の加工・組み立てを幅広く手がけている企業です。現在、同社で稼働するイワシタの長尺機は13台。導入のきっかけやその効果について、生産本部長・中瀬真明さんと営業本部長・河野真さんに伺いました。

イワシタ製品導入のきっかけについてお聞かせください。

《中瀬》 弊社は、網戸を中心に低階層のビル建材を金型で作っていましたが、15年前に「このまま金型生産を続けても会社は長続きしない」と社長が判断し、2台のNC加工機をイワシタさんに発注しました。背景として、賃貸物件向け建材でオリジナリティを追求する傾向が見られるようになり、金型なしでできる方法を模索していたことがあげられます。photo01

どのような点で、長尺機導入のメリットを感じていますか。

《河野》 小ロットの対応以外にも、試作段階から長尺機を活用できるのがいいですね。最終的に金型での量産になるとしても、試作のためだけに金型を起こす必要がありません。プログラムを作ってすぐ製作に入れる、というスピーディさも長所で、実際に試作のオーダーというのも多くいただいています。

長尺機以外にもイワシタ製品を導入くださっていますね。

photo02《中瀬》 角度切断機やLカット機、精密切断機もイワシタさんの製品で揃えています。最近、非建材で「30mm×30mmの部材にさん孔する」というオーダーがありました。従来の方法なら、いったん30mm角に部材をカットして穴を開けたでしょうが、このオーダーでは長尺機で一定間隔に穴をあけた後に精密切断機で30mm角にカットしていきました。同じメーカーの機械で揃えているので、多角的に効率化をはかることができますね。

近は非建材のお仕事も多く手がけていると伺いました。

《河野》 非建材分野に参入したのは、2006~2007年頃、航空部品の製造を受注したのがきっかけでした。驚いたのは、図面に寸法線が入っていなかったこと。非建材はCAMが当たり前で、寸法線を見ながらコントロールパネルに打ち込む、などということがなかったようです。我々もそこからCAMを導入したり、建材では使わない工具を取り入れたりとチャレンジを重ねていきました。photo03

これまでのお仕事を通じて感じた、イワシタ製品の良さを教えてください。

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最後に、弊社製品の導入を考えている企業様へのメッセージや、今後のイワシタ製品に期待するお声をいただけますか。

《河野》 生産設備の導入では当然、機械のチョイスを慎重に行うわけですが、イワシタさんの製品は扱うモノに応じて、価格帯や機能など、選択の幅があるのがいいですね。13台の長尺機がある弊社は、いわば「イワシタショールーム」(笑)。長尺機導入を考えている企業さんもよく来社されます。

《中瀬》 最初の2台が使いにくかったら、今の台数にはならなかったわけで、現場での使いやすさを追究されているのだなと感じます。今後は、自動的にポカミス(=ヒューマンエラー)を防ぐような機能を備えてほしいですね。弊社では1人で3台のNC機を並行して作業することもしばしばなので、人間の声で機械が止まるような機能がつくと、機械の故障がずいぶん防げるかと思います。

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株式会社 高畠

住所:〒933-0341 富山県高岡市上渡1096
電話:0766-31-1216
FAX:0766-31-8102
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