信用と信頼


「信頼」と似たような言葉で、「信用」があります。非常に似ている言葉なので、どちらも同じだと思っている人が多いかもしれません。しかし、これらは微妙に意味が異なるものです。まず、信用とは、実績や成果などに対する評価のことを指します。たとえば、営業成績でノルマを達成するといったことですね。このように、何かしらの成果を見せることで、信用されるということになります。
 
そして、信頼とは、過去の実績や日頃の言動などを見て、「この人に任せよう」と未来への期待をすることです。要するに、実績を出すことで「信用」が生まれ、そして信用を積み重ねて人間性が評価されることで「信頼」が生まれるということになります。なので、まずは信用されることから、始めなくてはいけません。しっかりとした信頼を構築できると、コミュニケーションにおいて大きなメリットがあります。周りの人が自分の話を聞いてくれるので、自己主張がしやすくなるはずです。特に、組織やチームで仕事を持っているのであれば、部下との信頼を構築することで団結力が飛躍的にアップするでしょう。仕事の効率も高まるはずなので、成果を出しやすくなるわけですね。

会社単位でも同じです。我々の仕事は「機械をしっかり造って納める」ということですが、そのことで信用をされても、その積み重ねの途中でトラブルやクレームを起こせば、信頼されることなく崩れていきます。たかが1回のミスと思わず、お客様にとってはその1回が全てという意識をもたないといけません。逆に言うと「機械をしっかり造って納める」という信用を積み重ねて信頼を得れば、何かあったときに「イワシタに頼もう」といったことになります。

信用の積み重ねで得られる信頼、大事にしたいですね。

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